使用レビュー|快適!アシックスのビジネスシューズ テクシーリュクス TU-7774
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ただし、メーカーから商品を提供されたり、報酬を得て記事を書くことはありません。実際に使用した商品を公平な立場でレビューしております。詳しくは、「このサイトのこと」をお読みください。
オニツカタイガーなどでも有名な、あの日本のシューズメーカー、アシックスが作っているビジネスシューズ texcy luxe(テクシーリュクス)のTU-7774をこのたび購入し、しばらく外回りで履いてみたので、レビューしたいと思います。
あー、もっと早く知っていればよかった。快適すぎます!ちょーおすすめです!
僕が今まで履いてきたビジネスシューズ
外回りで、とにかくたくさん歩くので…
僕は外回りが多いため、スーツスタイルでたくさん歩きます。室内での、きっちりしたスーツスタイルの場面では、それ専用のスーツや革靴を選びますが、普段の外回りは完全に別セレクトです。
消耗品でも惜しくない価格設定のものを選んできました。特に、ビジネスシューズは、たくさん歩くとあっという間に、底がすり減ってだめになってしまうため、これまで1足約2,000円〜¥3,000円ぐらいのビジネスシューズを、履き潰しては、入れ替えてきました。
合成皮革のビジネスシューズは、高級感がなく、劣化が激しい
当然、その価格帯となると、合成皮革のビジネスシューズです。靴底の後ろがすり減ってダメになるパターンが多いですが、合成皮革だとそもそも全体的な質感が安っぽいうえに、使用感が加わることで、よりみすぼらしくなっていきます。靴クリームなどを塗っても大して改善されないんですよね。はがれたり、傷がついたりすると、かなり見た目がよろしくなくなります。
そのため、本革の少し高めのものを買ってたこともあります。靴底がへってきたら、張り替えを靴屋に依頼して、長く履こうとしたこともあります。でも結局、靴底の後ろだけでなく、サイドの面もすり減って欠けてしまったり、革が劣化して割れてしまうことも多く、あまり長くは使えませんでした。
なにより、安いビジネスシューズは、足が疲れる
そしてなにより、安いビジネスシューズって、(外観以外)あまり靴の形が考えられていないことが多いので、長時間歩くとかなり疲れます。というか、安い高いに関わらず、スニーカーに比べて、「長時間歩くと疲れやすい」というのは、ビジネスシューズの特徴かもしれません。これまではそれでも、若さでなんとかその疲れをリカバリーしてきた感じです。
ある程度良い質感で、歩きやすいビジネスシューズが欲しい
でも、40代が近づいてきて、そろそろ「歩きやすいビジネスシューズが欲しい」「テカテカの合成皮革ではなく、ある程度メンテナンスして長く履ける、本革のビジネスシューズが欲しい」と感じてきました。
テクシーリュクスを履いてみて「ここがすばらしい!」
アシックスが作っているので、スニーカーのように歩きやすい
最大の魅力、それはやはり歩きやすさです!とにかく歩きやすいです。
実は最初、テクシーリュクスが届いて実際に履いてみた時は、「ん?」となりました。「そんなに違うかな?失敗したかな?」と思いました。というのも、今まで履いていたビジネスシューズと違って、テクシーリュクスは、あまりかかとのホールド感がないんです。かかとの部分の高さが低めで、履くと少しアソビがあるような感覚になります。
「サイズがちょっと大きかったのかな?」とも思ったのですが、ワンサイズ下を試着しても同じ感じで、幅だけがきつくなってしまったので、もともとそのような設計なのかもしれません。(もしかすると、僕の足の問題なのかもしれませんが。)
そんなこんなで、実際に履いて歩いていると、徐々にテクシーリュクスの履き心地に慣れてきました。そして、靴も足の形に馴染んできたようです。すると、なんだか気づいた時には「めちゃくちゃ快適に!」
たまにほかのビジネスシューズを履くと、かなり違和感があるほどです。とにかく、テクシーリュクスは軽いです。そして、靴裏の構造が運動靴に近いようで、とても心地よいんです。安いビジネスシューズって、靴裏はとても平坦だったりしてシンプルな構造なので、長時間歩くととても足に負担がかかるんですよね。でも、テクシーリュクスは、長時間歩いても非常に疲れづらく感じます。
また、歩いていて足が曲がっている状態の時に、足にフィットして靴が付いてきてくれる感覚があり、自然な感じで歩けます。これはきっと、テクシーリュクスに使われている素材が、本革で、とても柔らかいからなのではないかと。
そして上の写真のように、靴の内部は、クッション性のある素材で覆われていて、足を優しく包み込んでくれる感覚があります。安い合成皮革のビジネスシューズだと、こんなにクッション性はない場合が多いと思います。
さすが、アシックスが作ったビジネスシューズ!という感じです。
日本人の足の形に合っている気がする
日本の企業であるアシックスが設計しているだけあって、日本人の足の形に合っているように思います。僕は比較的甲高甲広です。そのため、おしゃれな細いビジネスシューズだと、けっこう横幅がきつかったりして。でも、テクシーリュクスは、しっかり日本人らしい横幅と高さなので、足が圧迫されるような感覚はまったくなく、とても快適です。
普通のビジネスシューズと、見た目がほとんど変わらない
これが、今まで僕が、歩きやすいビジネスシューズを検討してこなかった理由なんですが、やはりウォーキングシューズって、なんとなくダサいイメージがあります。失礼ですが、年配の方が、歩きやすさを優先して選ぶイメージでした。
でもテクシーリュクスは、見た目はほんとにビジネスシューズです。足裏を見ると、ちょっと運動靴感がありますが、普通は靴裏なんてほぼ見えませんし。全然スーツスタイルにもいけます。そして、次にも書きますが、本革の高級感もあります。
本革のわりに、意外と安くて、コスパ最強!
本革のビジネスシューズってけっこう高いですよね。ノーブランドのビジネスシューズでも、本革だと安くても¥4,000-以上ぐらいするイメージがあります。でも、テクシーリュクスは、アシックスというブランド、そして歩きやすい設計にも関わらず、本革なのにとても安いです!
テクシーリュクスには、色々なデザインや性能のモデルがあるので、もちろん価格差もありますが、僕が買った一番安いモデルのテクシーリュクスは定価が¥6,600-(税込)です。ネットの実売価格はだいたい¥5,000-(税込)前後で、僕はアウトレット品を¥4,000-(税込)程度(ポイント還元分を差し引いて)で購入できました。安くないですか?!
もちろん、もう少しドレッシーなデザインだったり、防水性能があったりするモデルだと、価格ももう少し上がるのですが、それでもテクシーリュクスは全体的に価格設定が安いと思います。
僕は個人的には、外回り用で、どんどん履いてだめになるのがビジネスシューズだと思っているので、そこまでこだわらず一番安いモデルでいいかなと思っています。確かに、TU-7774はけっこう丸っこくて、ちょっとぼてっとした印象に見えますが、履いてみるとけっこうスタイリッシュに見えて、僕的には全然満足です。
そして、テクシーリュクスは本革なので、合成皮革のビジネスシューズに比べて、ケアをして革の質感を楽しむという喜びもあるのが魅力です。(僕が使用している革ケア用品は、この記事の最後に紹介しています。→「僕がテクシーリュクスに使用している革ケア用品」)
安いモデルでも、機能性が、なかなかすばらしい
僕が買ったTU-7774というテクシーリュクスは、一番安いモデルなので、上位モデルのような機能性はありませんが、それでもとても工夫されているなと感じます。
例えば、上の写真のように、靴紐を通す穴も回りに、ちゃんと金属加工が施されていて、紐が通しやすいように、そして紐の穴の耐久性が高くなっています。
また、甲の部分のタンって、靴を履く時に靴の中に入ってしまったりして厄介だったりしますが、タンの片側が固定されているため、靴の中に入り込んでしまうということがありません。こういう細部の気配りは、「さすがアシックスの靴だなー」という感じです。
ちなみに上位モデルのテクシーリュクスになると、靴紐をとらなくても着脱がしやすいように、幅が広がるような加工がされていたりと、さらに快適になるようです。僕の場合は、普通に靴紐を結んだ状態でも、脱いだり履いたりできてしまっているので、まったく問題はないですが。
テクシーリュクスを履いてみて「ここが残念!」
靴底が減ってきた時に、修繕ができない
高級な革靴の場合、大切にメンテナンスをして、靴底を張り替えたり、修繕したりしながら履くものですが、このテクシーリュクスはそもそもそういうコンセプトではないようで、基本的に靴底の交換や修理はできないようです。
つまり、靴底が減ってしまったら、上部分はきれいでも、買い替えざるを得ないということみたいです。通常、 ビジネスシューズは靴屋さんに持って行けば、かかとの底部分のラバーのみ、ガバっとはずして交換することが可能です。でも、テクシーリュクスは、歩きやすい複雑な形状の底のためか、そのような交換はできないようです。本革が使われていて、けっこう長く履けそうなだけに残念です。
テクシーリュクスを履き始めてから2ヶ月ほどがたちましたが、靴底に関して、今のところそこまで激しいすり減りは見られませんが、でもそれなりに減ってきてはいます。ただ、普通の安いビジネスシューズと比べると、少し底のラバーの耐久性は高い気がします。
公式サイトによると、かかと部分にだけ、すり減りにくいように、ラバーが採用されているとのことですので、そこに期待したいと思っています。ちなみに、さらにすり減りにくいというラバーが採用されている、上位モデルもあります。
さすがに、ドレッシーなスーツには合わないような
とてもおしゃれで、スーツスタイルのビジネスシーンで違和感なく履くことができます。ただ、かなりドレッシーなスーツスタイルに履けるかというと、僕はちょっと気後れする感じがあります。やはり底部分が見えた時に、ちょっと運動靴感があるからです。
また、僕が履いている、テクシーリュクスの中で一番安いランクのTU-7774というモデルは、丸っこくて高さがあり、それほどドレッシーなデザインではありません。おしゃれさを求めるなら、上位モデルのシュッとしたおしゃれなデザインのテクシーリュクスを選んだ方がいいのではないかと思います。例えば、ホテルマンの方や、ウェディングプランナーの方など、長時間歩くにも関わらずドレッシーでなければならない職種の方であれば、上位モデルを選ぶのもいいのではないかと思います。
ただ、そんなドレッシーなスタイルで長時間歩くことは、僕の場合はないので、そういうシーン用の靴は、むしろテクシーリュクスでなくていいかなと思っています。ということで、僕は「テクシーリュクス(TU-7774)は、毎日の外回り用!」と、完全に用途を限定している感じなので、まったく問題ありません。
【追記】僕は結局、TU-7032というテクシーリュクスを、スーツスタイル用に買い足しました。
ブラウンではなく、ダークブラウンがよかった
これは完全に、僕の購入しているTU-7774というモデルのテクシーリュクスに、限った話だと思うのですが、ブラックとブラウンの2色しかカラーの選択肢がなく、そしてブラウンの方の色味がかなり明るめのブラウンなんです。
別に、このブラウンの色味が嫌ということではなく、とてもいい色だとは思うのですが、個人的には「もう少し落ち着いたダークブラウンの方が、日常使いしやすかったかなー」と思ってしまいます。普段ドレッシーなスーツに合わせるシューズは、ダークブラウンなので、(靴と色を合わせたい)ベルトもダークブラウンしか持っていなかったり…と、個人的にはちょっと使いにくかったり。
ちなみに、通販限定のTU-7774Sという、ちょっとだけデザインに違いがあるモデルだと、ワインという、少し落ち着いたブラウンカラーも選べます。僕はどうしても落ち着いたブラウンが欲しかったので、ちょうどう公式のアシックスがセールをしているタイミングで、TU-7774Sのワインを購入しました。
TU-7774とTU-7774Sの違いは、上の写真のとおり、縫い目のデザインの違いだけです。どちらかというと、TU-7774Sの方がシンプルな印象です。僕は個人的には、TU-7774の方が好きです。
今回はたまたまセールで安く購入できたのでよかったのですが、一般の小売店でも販売されているTU-7774に比べて、通販でしか売られていないTU-7774Sは、価格が下がりにくく、アウトレット品なども出にくいので、願わくばTU-7774にもワインがラインナップされると大変うれしい限りです。
結論:テクシーリュクスを購入して、本当によかった!
外回りで、もう他のビジネスシューズを履こうとは思わない
もうこの快適さに慣れてしまうと、本当にほかのビジネスシューズを履けなくなります。
やはり毎日の疲れは蓄積するので、少しでも体に負担をかけない靴を選びたいですし。でも、そこまで見た目についても妥協したくない。そして、消耗品なので、低価格で購入したい。
そんな僕の願いを、すべて叶えてくれたのがテクシーリュクスだと思っています。本当に買ってよかったです。(ここまで誉めるとなんだか嘘くさく見えてきますが、アシックスさんから商品の提供とか受けてませんのでご安心ください。笑)
革靴は、何足かをローテーションする方が、いいらしいので
最初のブラックのテクシーリュクス(TU-7774)を履き始めて2ヶ月ほどが経ちました。最初は1足だけ履いていましたが、革靴は毎日履くと傷みやすいということを今さら知り、1ヶ月半後ぐらいに2足目のブラウン(TU-7774)を購入。そして、今回2ヶ月目を目前に、3足目のワイン(TU-7774S)を購入しました。
3足を上手にローテーションさせながら、少しでも長く、大切に履いていこうと思います。そして、だめになったら、次も同じテクシーリュクスを買い足していこうと思っています。
快適なビジネスシューズを探しておられる方、ぜひ一度アシックス商事のテクシーリュクスをお試しください!(なんだか最後まで、アシックスの中の人みたいですが。笑)
この記事で紹介したテクシーリュクス
アシックス商事 texcy luxe(テクシーリュクス) TU-7774 ブラック
アシックス商事 texcy luxe(テクシーリュクス) TU-7774 ブラウン
アシックス商事 texcy luxe(テクシーリュクス) TU-7774S ワイン
僕が実際に履いているテクシーリュクス
アシックス商事 texcy luxe(テクシーリュクス) TU-7032 ブラック
ちゃんとしたスーツスタイルの時に履いています。鏡面仕上げしたような光沢加工がされていて、ドレッシーな場面でも使えます。かっこいいです!
アシックス商事 texcy luxe(テクシーリュクス) TU-8002 ブラック
雨用にゴアテックス加工されている、本革なのに防水仕様のテクシーリュクスです。雨の日こそ、自転車に乗れないためたくさん歩くので、歩きやすさを大切にしたいと思い購入しました。
アシックス商事 texcy luxe(テクシーリュクス) TU-7774 ブラック
普段たくさん歩く外回り用に購入しました。とにかく歩きやすくて、コスパ最高です。本革なので、しっかりケアもすることで、高級感が持続するのが魅力です。
アシックス商事 texcy luxe(テクシーリュクス) TU-7774 ブラウン
普段たくさん歩く外回り用に購入しました。とにかく歩きやすくて、コスパ最高です。本革なので、しっかりケアもすることで、高級感が持続するのが魅力です。
アシックス商事 texcy luxe(テクシーリュクス) TU-7774S ワイン
普段たくさん歩く外回り用に購入しました。とにかく歩きやすくて、コスパ最高です。本革なので、しっかりケアもすることで、高級感が持続するのが魅力です。
僕がテクシーリュクスに使用している革ケア用品
コロニル ウォーターストップカラーズ ブラック
TU-7774,TU-7032,TU-8002のブラックに使用しています。ゴアテックスにも対応しています。油性クリームなのに、皮革ケアもできるのが便利です。そして、スティック型なので、そのまま塗ってクロスで磨くだけなので、とても簡単です。ほどよい光沢感が出て最高です。
コロニル ウォーターストップカラーズ ワイン
TU-7774のワインに使用しています。茶系は革の色よりも濃い色のクリームを塗ってしまうと、傷の部分だけが濃く着色されてしまって、余計傷が目立つようになってしまうので、注意が必要です。このワインは、ちょうどよい感じです。
油性クリームなのに、皮革ケアもできるのが便利です。そして、スティック型なので、そのまま塗ってクロスで磨くだけなので、とても簡単です。ほどよい光沢感が出て最高です。
コロニル ウォーターストップカラーズ ミディアムブラウン
TU-7774のブラウンに使用しています。茶系は革の色よりも濃い色のクリームを塗ってしまうと、傷の部分だけが濃く着色されてしまって、余計傷が目立つようになってしまうので、注意が必要です。
油性クリームなのに、皮革ケアもできるのが便利です。そして、スティック型なので、そのまま塗ってクロスで磨くだけなので、とても簡単です。ほどよい光沢感が出て最高です。
コロンブス ジャーマンブラシ2 馬毛シューズブラシ
玄関に置いておき、家に帰ってきたらすぐにこの馬毛ブラシでブラッシングしてほこりを落とすようにしています。このブラシでブラッシングするだけで、革本来の光沢はある程度戻ります。
乳化性クリームを塗り広げて浸透させる際は、豚毛ブラシも使いますが、コロニルのウォーターストップカラーズを使うようになってからは、馬毛ブラシしか使わなくなりました。
YRMS シューキーパー(レッドシダー)
シューキーパーなんているのかなと思っていたのですが、やはり革の履きシワをしっかり伸ばして、形を美しく保つためには、絶対にシューキーパーを使った方がいいと思います。色々安いのを探したのですが、なんだかよくわからないショップで買うのが不安で躊躇していましたが、こちらのYRMSさんはちゃんとしたショップで、安心して購入できました。レッドシダーのシューキーパーがこの価格は、破格です。ちなみに僕はさらに安いアウトレット品を購入しましたが、どこがアウトレットかよくわからないほどで、大変満足しています。さらに3足分、買い足しました。