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Canonの一眼レフが、付属のケーブル一本でZoomのカメラになる、EOS Webcam Utilityが、すばらしすぎる

Canonの一眼レフが、付属のケーブル一本でZoomのカメラになる、EOS Webcam Utilityが、すばらしすぎる

カメラ

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今年になって、Zoomなどのビデオ会議システムを使用する機会がとても多くなりましよね。僕も今まで触ったことがありませんでしたが、今年はもっぱらZoom漬けです。

Zoomの会議の時、カメラの画質、気になりませんか?

Zoomで気になるのは、やはりカメラの画質。普段、ホスト端末として使用するため、MacBookProを使うことが多かったのですが、iPadProのカメラなどと比較すると、やはりMacBookProのカメラはちょっと画質が悪いです。そりゃ、あんな薄いディスプレイの中に埋め込まれてたら当然です。逆にあの薄さでよくこんな高画質に写せるなと感動してしまいます。

が、やはりそうは言っても、ほかの参加者がみんなiPadだったりすると、けっこう気になります。iPadやiPhoneって、なんだかんだで、インカメラすごいきれいなんですよね。それに比べると、MacBookProのカメラって、ちょっと暗いし、ちょっと粗いんですよね。そして、なぜか時々映像が固まる。そのたびに、一回ずつビデオを切っていました。

そのため、わざわざ別にiPadPro12.9インチも入室させて、映像と音はiPadProで会議に参加して、ホスト操作だけMacBookProでする、みたいな面倒なことになっていました。

せっかく一眼カメラ持ってるから、Zoomに使いたいけど、オーディオインターフェイスは高くて、品薄。

そんな時、YouTubeで「一眼レフカメラを使ってZoomに参加する」みたいな動画を見ました。Canonの一眼レフカメラEOS 60Dを持っているので、「いいな~、できないかな~」と思って、興味津々だったのですが、残念ながらそのためにはオーディオインターフェイスなどの機器が必要でして、それがまた今の時期品薄とのこと。おまけに結構高いのです。

EOS Webcam Utilityを使うと、Canonの一眼レフカメラが、Zoomで使えるらしい

それで、一度はあきらめていたのですが、その後「Canonが公式で、Canonの一眼レフカメラを、ビデオ会議システムで使用できるようにするソフト EOS Webcam Utilityを無料配布」という衝撃的なニュースを発見。

ただ、これがまた残念ながら、Canon USAのBeta版でして、まだ日本は公式ではありませんでした。おまけに、対応機種を見たところ、僕が使っているEOS 60Dは含まれておらず。残念。

ついにCanonの日本公式サイトで、EOS Webcam Utility登場

そんなこんなで何か月かたった9月、なんと日本のCanonサイトでも、ついに公式にEOS Webcam Utilityがダウンロードできるというニュースが。試しに見てみると、なんと僕の使っているEOS 60Dも対応機種に入っているではありませんか!やった!ありがとう、Canonさん。

ということで、正式にダウンロードできるようになった今週はじめ、早速使ってみました。するとすばらしいクリアな映像感動します。若干、音が遅延しているらしい(ほかの参加者に聞いたところ…)のですが、でも気にならないレベルのようです。

EOS Webcam Utilityの接続方法

設定は簡単で、まずCanonのサイトからEOS Webcam Utilityをダウンロードします。

→ Canon EOS Webcam Utilityのページ

Windowsパソコンに(Mac版も今後対応予定とのこと。ちなみにわたしはBootcampしたMacBookProのWindows10で使っています。)EOS Webcam Utilityをインストールしたら、カメラに付属してきたUSBケーブルで、カメラとパソコンをつないだら完了です。

あとは、カメラのスイッチを入れて動画モードにして、Zoomのビデオ設定のカメラを変更するだけです。とっても簡単。

EOS Webcam Utilityを実際に使ってみた感想

やはり一眼レフカメラのレンズを使用するので、ボケ感もあり、とてもプロフェッショナルな雰囲気に。これはすばらしい。普通だったら、オーディオインターフェイスとか色々揃えなきゃいけないのに。付属のケーブル一本でできてしまうなんて。それもこんな古い機種のEOS 60Dまで対応機種に入れてくれるなんて。Canonさんすばらしすぎます。あぁ、Canonにしといてよかった。w

【追記 2020/10/3】ただ、室内での使用の場合(ってか、屋外でZoomすることあるのか、って言う感じですが)明るさについては、どうしようもない部分があります。これは、いくら一眼レフカメラを使ったとしても、部屋が暗くて明るさが足りないと、そこは補いきれないかと。そうなってくると、iPadとかのインカメラの方が力を発揮する可能性もありますね。

実際うちの場合、スポットライト型の照明をリビングに付けているのですが、そこに使用しているLED電球が電球色のため、白色のLED照明を使用している場合よりも、カメラで写る映像が暗くなってしまいます。窓際とかで、外からの自然光でがっつり光を当てれば大丈夫なのですが、背景的に部屋の真ん中でZoom会議をすることが多いので、そうすると自然光があまり届かず、どうしても暗くなってしまいます。

iPad Proを使用していた時と比べて、映像はきれいになったか、他の参加者に尋ねたとこと、「わからない」とか「前の方がきれいだった」という声もありました。なので、明るさは大切です。必要に応じ、照明器具なども併用する必要があるかもしれないですね。明るければ、一眼レフカメラのレンズの威力が発揮されると思います。【追記 ここまで】

ちなみに、心配だったバッテリー持ちですが、フル充電で2時間20分ほどの会議を持ちこたえました。完全になくなったわけではなく、先に会議が終了しただけですので、まだもう少しいけそうかもです。替えのバッテリー買おうかなとも思ったのですが、純正のLP-E6すごいいいお値段するので…このままひとつでいこうと思います。

ちなみに、たとえバッテリーが切れてしまっても、ただ画面上にかっこよくロゴが表示されるだけですので、Zoomの設定からカメラを通常の付属カメラに戻してあげれば、すぐに対応できます。実際、会議の後半で、あまり自分が写らない部分があったので、その時はバッテリーの節約のため、EOS60Dをいったん電源を切って、パソコンのインカメに切り替えていました。

余談:今まで知らなかった、カメラのデータ転送についての恥ずかしい話

ちなみに、このEOS Webcam Utilityを使うために、カメラをいじっていて、初めて気づいたことがあります。というか、めちゃくちゃ恥ずかしい話なんですが…

実は、今までカメラに付属してきたUSBケーブルを一度も使ったことがありませんでした。一眼レフカメラを購入した時から、なぜか「データの転送は、SDカードをカメラから抜いてパソコン挿す」という強い先入観があり、ケーブルでカメラ本体とパソコンを直接つなぐという考えがありませんでした。

「なんだよ~、これつないだら、カメラの中身、パソコンから見れるんじゃん!」って今さら気づきました。恥ずかしい。

実はこのデータ転送のために、今まで色々苦労してきたんです。何度もSDカードの不具合に泣かされ、最近まで使っていたiMacにSDカードを挿したら、中身が全部消えてしまうということが何度もありました。それでわざわざWi-Fi接続できる無線機能が付いたFlashAirというSDカードを購入して、転送を行っていました。

おまけに、最近買い替えたWindowsPCまで、SDスロットが不調で。なぜかSDカードを挿すと、パソコンが落ちるんです。何度挿しても同じです。おいおい。ということで、またFlashAirで転送を行っていたのですが、普通にケーブルでカメラとパソコンつなげば、簡単に転送できるんじゃん!って、今さら感動。恥ずかしい。w

今まで10年近く思いつかなかったのが不思議でなりません。気づいてよかった。ちょっと遅すぎるけど。

結論:付属のケーブル一本で、一眼レフがZoomのカメラになる、EOS Webcam Utilityはすばらしい

余談が長かったですが、とりえずEOS Webcam Utility、すばらしいの一言です。対応機種のCanonの一眼レフカメラをお持ちの方はぜひ試してみてください。普通のインカメラより、格段にZoomの映像がきれいになりますよ

今度、友人のZoomを使った結婚式があるので、そこで中継カメラとして使ってあげようと思っています。

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