iPhoneやiPadのカバー選びって、本当に悩みますよね。特に高額なiPhoneやiPadになればなるほど、ある程度の保護性能もマストになってきますし、デザインだけで選ぶわけにもいかなくなってきますし。悩ましいです。

僕は、iPadPro12.9インチの第3世代を、約2年半ほど使ってきました。結果、やはりApple純正のスマートフォリオに行き着きました。今回は、僕がなぜApple純正のスマートフォリオを、iPadProのカバーとして選んだのか。そして、約2年半ほど使ってみて、Apple純正スマートフォリオのいいところ、ちょっと残念なところをご紹介します。

僕がこれまで使ってきたApple純正スマートフォリオ

iPad Pro 12.9インチを購入時、サードパーティー製のクリアハードケースを一緒に購入し使用していました。背面とサイドのみのシンプルなものです。一応日本メーカーのちゃんとしたケースでしたが、あまりしっくりきませんでした。

まず、あまり持った感触がよくなかったこと。そして、思った以上に厚く、重くなってしまうこと。そして、専用にも関わらずハードケースのため、フィット感が今一つでした。

iPadPro12.9インチ 第3世代専用 Apple純正SmartFolio

そして、そのまま数か月使用した後、2020年3月に思い切ってApple純正スマートフォリオを中古で購入しました。（思い切ってるわりには、中古という。笑）いやっ、だってほんとに高いですし。iPadのApple純正ケースは買ったことがなかったので。

でも、iPhoneのApple純正ケースは愛用していて、そのすばらしさは知っていたので、ぜひ試してみたいと思って購入しました。

2020.9.16

僕がApple純正のiPhoneケースを使う理由

色々使ってみた結果、iPhoneにはやっぱりApple純正ケースという結論に。その理由と、レザーケース・シリコンケースの良いところ、少し残念なところ、使い分け方法について書きます。iPhoneシリーズごとのApple純正ケース商品一覧も掲載中です。

Apple純正スマートフォリオ、使ってみてびっくりです。ほんとに、すばらしい！もうほかのケースやカバーを買おうなんて一度も考えないまま、快適に2年以上使用しました。そのすばらしさは、このあとのレビューで、詳しくご紹介します。

iPadPro12.9インチ 第4世代用 Apple純正SmartFolio

とても気に入って2年近く使ってきましたが、もともと中古で購入したこともあって、けっこう傷んできていました。そんな時に、ずっとお気に入りに登録して追いかけていた、第4世代用のApple純正スマートフォリオが、半額クーポンなどが発行されて、とてもお安くなっていたので、思い切って新品を購入しました！

買ったのは、キプロスグリーンというカラーです。チャコールグレーと比較すると、けっこうグリーン感が強いのですが、かなり深い緑なので、落ち着いていて、ビジネスシーンでも僕的には使えるかなと思っています。

そして、そもそも僕はほとんどカバーを全面にかけることはなくて、ほぼほぼ画面を出した状態で持ち運ぶので、見えるのは上の写真にあるカバーの中面です。中の緑はさらに落ち着いたグリーンで、とても高級感があって、おしゃれです。めちゃくちゃ気に入っています！

ちなみに、2022年現在、iPadPro12.9インチ用のApple純正スマートフォリオは、第3世代・第4世代・第5世代用の3種類あります。基本的に、それぞれの世代のiPadが出たタイミングでスマートフォリオも発売されていますが、第3世代の12.9インチiPadProを使っている場合は、第4世代・第5世代用のスマートフォリオでも問題なく使用できます。

カメラが第4世代から大きくなっているため、第3世代のiPadPro12.9インチを、第4世代・第5世代用のスマートフォリオに着けると、上の写真のとおり、少し穴が大きめな感じになりますが、特に支障はありません。

ただし、第4世代・第5世代のiPadPro12.9インチを、第3世代用のスマートフォリオに着けることはできませんので、ご注意ください。

僕がApple純正スマートフォリオを選んだ理由

iPadProの外観を損なわない、ミニマムなデザイン

計算し尽くされたそのデザインとフィット感が本当にすばらしいです。余計な部分は一切なく、ちょうどiPadの前面と背面を保護してくれます。ほぼほぼ家の中や室内で使う僕的には、やぼったくなってしまうサイドの保護は不要なので、このミニマムなデザインが最高に好きです。

もちろん、Apple Pencil（第2世代）を、そのまま側面にくっつけて、充電したり、持ち歩いたりすることもできます。（かばんの中では、はずれやすいですが…）

ある程度の重量感はあるので、スマートフォリオを装着していない裸の状態と比較してしまうと、重みは感じますが、僕的には許容範囲かなと思っています。

純正ならではのフィット感と、クオリティ

もちろん、純正だけに許された背面のAppleロゴもすばらしいです。（ちなみに、第3世代用のスマートフォリオにはAppleロゴはありませんでした。）

でも、それだけではありません。磁石の力でパカっとiPadProにくっついて装着されるのですが、この磁力がちょうどいいです。もちろん、カバーだけ持ったりしたら、すぐにiPad本体がはずれてしまいますが、荒い使い方をしていないかぎり、カバーが原因で落下させてしまうということはないのでは、と思っています。

時々、挟んで固定する型のタブレットスタンドにiPadを取り付ける時があるのですが、そういう時ってカバーをはずしたくなるんですよね。スタンドの挟む力で傷みそうですし。そういう時、普通のケースって、iPadからはずしたり、また着けたりがけっこう面倒だったりしますが、純正スマートフォリオは磁石で装着しているので、簡単に着けたり外したりが可能です。

そしてもちろん、カバーの開閉で、iPadのスリープオンとオフができます。いちいち電源ボタンを押してスリープさせたり、画面をタッチして起動させる必要がなくなるので、これも地味に便利です。

カバーを折り畳んだ時の、使いまわしが最高

カバーの中には、背面に表面のカバーを回した時に、側面に高さが出てしまって、フラットに折り畳めないものもありますが、スマートフォリオは側面が非常にうまく設計されていて、完全フラットな状態で、表面カバーを背面に張り付けておくことができます。そして、磁石の力ですぐにパカッと張り付くのも便利です。常に表面のフタを開けっ放しで使う僕にとって、これもグッドなポイントでした。

そしてもちろん、表面のカバーを三角形に畳むことで、タブレットスタンドとしても使えます。僕は、家ではスチール製のしっかりとしたタブレットスタンドを使っているのですが、出先で急遽タブレットスタンドが必要になった時などは便利です。

ちなみ僕が使っているスチール製のタブレットスタンドは、LOEというブランドのTP-7Dです。かなり重みがあるので、iPad Pro 12.9インチでも安定感がハンパなくて、ちょっとやそっと強くタッチしても、びくともしません。縦置きでも、余裕でいけてしまいます。タブレットをスタンドに立てたまま操作するのにとても最適です。

角度は調整できませんが、あまり不自由したことはありません。家にいる時は、このタブレットスタンドに立てて、動画を見たり、ブラウジングしたり、勉強したりしています。おすすめです！

室内使用がほとんどの、僕のニーズに合っている

僕はiPadを、家か室内の職場でしか使いません。というか、フリーランスのため、基本的に家からあまり出ないです。そのため、家の中では前面をカバーする必要がありません。結果、ほぼ100%、スマートフォリオを開いた状態（表面のカバーを背面側に回して折り畳んだ状態）で使用しています。

一時期、完全にiPadを裸の状態のまま使っていたことがあったのですが、そうすると今度はiPadを机やタブレットスタンドに置いた時の小傷が気になりはじめます。けっこう気を使うんですよね。そういう意味で、背面だけをミニマムに保護できて、かつ完全フラットな状態で常時カバーを開けていられる純正スマートフォリオは、僕のニーズに100%答えてくれるカバーだったと言えます。

もちろん、たまに外に持ち出すことがあるので、そういう時は、カバーを閉めて持ち運びます。ただ最近は、帰宅後にアルコールでスマートフォリオの外面を消毒したくないので、常に開いたままの状態のまま、タブレットやノートパソコン用のインナーバッグに入れてから、バッグに入れるようにしています。（以前使っていた方のスマートフォリオは、アルコールティッシュでがしがし外面を拭いていたせいか、少しベトベトしてきてしまったので…）

僕は、Smart Keyboard Folio である必要がない

スマートフォリオを購入する際、けっこう迷うのが、Smart Keyboard Folioや、Magic Keyboardにするかどうか、だと思います。僕も迷ったのですが、Smart Keyboard Folioや、Magic Keyboardは、当然ながら、かなり厚みと重さが出るんですよね。

出先で、膝の上でキーボードを使えるというのは大きな強みですが、僕にはそのような機会はあまりなく、iPadはほぼ家で使います。そして、家の場合はむしろ使い慣れたBluetooth接続のキーボードの方が使い勝手がいいのです。

そうなると、最低限の保護機能だけを備えた軽量なスマートフォリオが、僕にはベストという結論に至りました。

あまり出先ではキーボードを使う機会がないという方や、使うとしても職場のデスクやカフェなど、しっかりiPadを立てることができる環境が多いという方は、身軽に持ち運べるスマートフォリオと、Bluetoothキーボードという組み合わせがベストかもしれません！

この際、最高の打ち心地のHHKBなどを一緒に買ってしまうのも、ありかもです。あぁ、僕もHHKB欲しいです…

長期間使ってみて…Apple純正SmartFolioの残念なところ

Apple純正ゆえに、価格が高い

もうそのままですが、とにかく価格がお高めです。Apple製品に共通して言えることなので、もう仕方ないと割り切るしかないのですが。

でも、使いやすさや、愛着がわくことを考えると、価格以上の価値があると言えるかもしれません。あまり思い入れのない安いケースを何個も買い替えるぐらいなら、Apple純正スマートフォリオを一度思い切って買って、大切に使うというのも、ありなのでは？

純正スマートフォリオを、少しでも安く買いたいという方のために、「お得に買えるかも？な方法」も最後に紹介しているので、見ていってください。

高価で純正とは言え、長期間使っていると若干劣化してくる

中古で購入し2年ほど使用した初代スマートフォリオですが、上の写真のように、スマートフォリオの端の部分が、ビロビロとほどけてきてしまいました。購入した時から、少し傷んでいたような記憶があるので、どの程度の使用でこうなるのかはわかりませんが、めちゃくちゃ頑丈というわけではないようです。

また、表面のポリウレタン素材も、けっこう汚れが目立ちやすいので、油のついた手などで触ると、汚れが残ります。コンクリートなどでひきずったりすると、確実に跡が残ると思います。

つまり、けっこう大切に扱う必要があるケースなので、あまり気にせずガシガシかばんに放り込んで持ち出したい、という方には、頻繁に買い替えが必要になり、かなりお高いカバーということになってしまうかもしれません。

ただ僕の場合は、常に背面に折り畳んだ状態で室内で使っていて、外に持ち出す時も、ちゃんとインナーケースに入れてからカバンに入れているので、今のところ2代目のスマートフォリオは、ほぼ無傷の状態を保っています。

持ち出してガシガシ使うには、保護能力が不安

スマートフォリオのいいところで紹介したとおり、ミニマムなデザインのため、側面は一切カバーされていません。そのため、かばんの中にそのまま入れると、ひとつ前にあげたとおり、スマートフォリオの縁や表面が早い段階で傷んできますし、むき出しになっているiPadの側面にも傷がつくので、注意が必要です。

また、磁石で本体と着いているだけなので、落下させたりすると、スマートフォリオが本体からはずれ、そのままiPadにダメージが…という、想像したくないシチュエーションが生じ得ます。

つまり、現場でガシガシ持ち歩いて使う、という場合は、あまりおすすめできません。ただ、僕みたいに室内でのみ使う場合は、それほど落下させるリスクはないですし、最悪室内のフローリングやじゅうたんであれば、コンクリートほどのダメージはないのかなと。

僕は一度だけ、机の縁に置いてる状態から、誤って床に落下させたことがありました。床に落下した時点で、スマートフォリオは本体からはずれていました。が、幸いiPadは無傷。どのように落下したのか不明ですが、危なかったです。

外出先で頻繁にキーボードを使いたいなら…

「電車などの移動中など、狭いスペースで膝の上などでキーボードで入力したい」といった場合は、もうSmart Keyboard Folioや、Magic Keyboardにした方が幸せかと。

三角形にスマートフォリオを折り畳んで、膝の上にiPadを立てて、手前にBluetoothキーボードを置いて入力したこともありましたが、けっこう不安定で、iPadを前方に落としそうになったりします。

12.9インチiPad Pro 第3世代/第4世代/第5世代用 Magic Keyboard ホワイト MJQL3J/A

結論：iPadにはやっぱりApple純正カバー！

使い方次第ではあるものの、純正スマートフォリオがおすすめ

僕のiPadの使い方や環境的には、Apple純正スマートフォリオが最高のケース、という結論に至りました。これからも、僕はApple純正スマートフォリオを使い続けていくと思います。

ちなみに最近iPad mini 第6世代を、奥さん用に購入しました。取り寄せで、まだ手元に届いていないのですが、こちらも純正スマートフォリオを購入しようかなと思っています。

純正スマートフォリオを、少しでも安く買う方法

いやいや、でも高いよな～、という方のために、Apple純正スマートフォリオを少しでも安く買う方法を最後にご紹介します。

僕もこの方法で買ったんですが、最新ではなく、型落ちのスマートフォリオを探すという方法です。例えば、iPad Pro 12.9インチの第3世代を使っている場合、AppleStoreで現在販売されている、第5世代まで対応している最新スマートフォリオではなく、第3世代や第4世代用のスマートフォリオをネットで探すと、在庫処分で意外と安くなっていることがあります。

もちろん、カメラの形状などの違いが世代によってあるので、機種がスマートフォリオにちゃんと対応しているかは調べる必要がありますが、もしかするととてもお安く購入できるかもしれません。

2022.12.9

Apple純正SmartFolioやCoverを安く買う方法

やっぱりiPadにはApple純正SmartFolioやSmartCoverがベスト！高くても純正SmartFolioやSmartCoverを僕が選ぶ理由、そして定価より安く買う方法をご紹介します。

最後に、参考のため、iPad Pro 12.9インチ・ 11インチ / iPad Air 第4世代・第5世代 / iPad mini 第6世代用の、Apple純正 歴代スマートフォリオ・スマートキーボードフォリオ・マジックキーボードを、わかりやすく一覧にしてみました。ぜひお役立てください。（慎重に調査して一覧にしておりますが、念のため、ご自身の機器に対応しているか、販売ページで今一度ご確認ください。）

2022.12.9

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