【カールツァイスなのに安い】Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 ZE
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ただし、メーカーから商品を提供されたり、報酬を得て記事を書くことはありません。実際に使用した商品を公平な立場でレビューしております。詳しくは、「このサイトのこと」をお読みください。
最近忙しすぎて、ほとんど記事を書けていないのですが、カメラを触る機会はちょくちょく増えてきました。
しばらくは、本当に一切カメラを防湿庫から出さない生活でしたが、最近は時々仕事の合間などに、防湿庫から出して部屋の中でちょっとファインダーをのぞいだりして、一人でニヤニヤしております。
「もう、僕が必要とするレンズは揃った!」「レンズ沼は脱した!」と豪語していたのですが、マップカメラの中古夜市などを目にしてしまうと、もろくもそんな自信は崩れ去ります。w
そんなこんなで最近一番気になっているのは、これ。Carl Zeiss (カールツァイス) Planar T* 50mm F1.4 ZE。
Carl Zeiss カールツァイスとは
カメラ好きなら、「Carl Zeiss カールツァイス」という名前を、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?言わずと知れた銘レンズの老舗メーカーです。現在は、SONYのカメラ用レンズで、ツァイスという名前をよく耳にしますが、キヤノンEFマウントなど、他のメーカー用レンズもあります。
僕は、20台前半ぐらいの時に、ブログで目にしたバキバキの解像感の写真を見て、「フィルムカメラではなくても、デジタル一眼でこんな艶のある写真が撮れるんだ!」と衝撃を受けたことを覚えています。そして、その価格を知って、衝撃を受けたことも。
当時の僕には、レンズに何万というお金を使うという感覚はまったくなかったので、余計その価格は衝撃だったんだと思います。
カールツァイスはとっても高額
そんなこんなで、カールツァイスのレンズにはやはり憧れがあって、いつかは使ってみたいなという気持ちがあります。ただ、とにかく高いです…カールツァイス。
例えばEFマウントで出ているシリーズでは、OtusシリーズやMilvusシリーズなどがあります。レンズレビューサイトなどで作例を見ていると、本当にため息がでるようなレンズですが、とてもとても庶民に手の出せる価格帯ではありません。きっと、カメラマンさんなどは、一生の相棒としてこういうレンズを買って、大切に使うんだろうなと思います。が、趣味の僕には絶対無理です。
僕でも買えるかもな価格の、カールツァイスがあった
しかし、そんな僕でも、中古なら手が出そうなシリーズ、それがClassicシリーズの Planar T* 50mm F1.4 ZE 。マップカメラの中古良品が¥38,800-(税込)!安いですよね、この価格でカールツァイスが試せる!キヤノンEFマウント用と、ニコンマウント用があります。
いや、ほんとは焦点距離的には、Planar T* 85mm F1.4 ZE の方が欲しいのですが、こちらは新品価格がPlanar T* 50mm F1.4 ZEより2倍ほど高く、当然中古価格も2倍程度高いです。マップカメラの中古良品が¥73,800-(税込)ぐらい。ちょっと地味に手が届かない。
Planar T* 50mm F1.4 ZEの、いいところ
低価格でカールツァイスのレンズを使える
そのままですね。すみません。でもこの価格で、銘レンズを手にできるというのは魅力的。
開放F1.4の単焦点レンズは、明るく、そして思いっきり背景がぼける
開放F1.4の単焦点レンズですから、当然明るく、シャッタースピードをかせげるのでブレにくく、そして背景をおもいっきりぼかせます。
価格はリーズナブルだけれど、見た目は高級感がすごい
実際に手にしたことないのに言うのはなんですが…かっこいい…らしい。w レンズフードに至るまで金属製でとっても高級感がある。…らしい
絞り開放で撮ると、ふわっとした優しい雰囲気
色々なレビューサイトや動画を見ましたが、大抵の方が、絞り開放の際に撮れる写真は、ふわっとした空気感の写真と言っておられますね。このオールドレンズのような(というか、もはやオールドレンズ)独特の雰囲気が、ポートレートなど優しい写真を撮りたい時にグッド!
ふわっとした描写と、きれいな玉ボケの背景を作れる…らしい。
絞ると、しっかり解像感のある写真が撮れる
でも、絞るとしっかりと解像する…らしい。バキバキという表現を使っておられる方も。これは魅力的。単焦点ならではの画質を楽しめます。
コンパクトでお散歩カメラに最適
金属製のため、Canon純正の撒餌レンズ EF50mm F1.8 STMやRF50mm F1.8 STMのように、重さがとりわけ軽いというわけではありませんが、でも比較的軽いし、なによりレンズの長さがコンパクト。フード付けるとけっこう長くなりますが、それでも今僕が使っているSIGMA 50mm F1.4 EX DG HSMよりは、軽くてコンパクトです。
Planar T* 50mm F1.4 ZEの、ちょっと待てよ…と思う点
マニュアルフォーカスしかない
最大のネックはこれですね。そう、今のこの時代にオートフォーカスではありません。マニュアルフォーカスでの撮影に慣れられるか、これが一番心配。
動きものの撮影には絶対に向きませんね。動き回る子供とかペットとかを撮るのは、かなりの難易度ですね。
ただ、「ファインダーをのぞきながら、ピントの山を探り、じっくりフォーカスを合わせながらシャッターをきる」これがカメラの醍醐味と言えば、そんな気もします。
流行りのバキバキの解像感…とまではいかない
絞れば解像するとはいえ、SIGMAのArtシリーズみたいな、バッキバキの解像感は期待できなそうですね。それだったら、カールツァイスの上のランクにいかないとだめですね。あくまでこのレンズは、オールドレンズのような位置づけですから、この雰囲気を楽しむという、大きな心が必要そうです。
最新のレンズのような高性能さを期待できない
僕は、専門的な詳しいことはわからないのですが、レビューを見ていると、けっこうボケが汚いとか、色々言われている部分もあって、そのへんもわかったうえで楽しむ心が必要ですね。
なんとなく僕が持っているレンズ群にかぶる
完全に個人的な悩みですが、50mm F1.4の単焦点レンズって、完全にSIGMA 50mm F1.4 EX DG HSMと丸かぶりです。撮れる写真はまったく趣が違うとはいえ、これほどかぶったレンズ、必要なのだろうか…使うんだろうか…というまっとうなブレーキが、僕を引き留めています。
Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 ZE 買うの?買わないの?
迷い中です。完全に。
買うとしたら、お散歩用ですね。EOS RPにマウントアダプター経由でつけようかと。
ただ、マニュアルフォーカスなので、EOS RPのせっかくの瞳AFも使えないし…ポートレートでは、SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM使っちゃうだろうな…と思います。もう少し身軽に、ちょっとお散歩しながら、のんびりスナップ写真撮る時に… ってそんな時あるのかな。w
もう少し迷おうと思います。この迷ってる時間が楽しいんですけどね。
【追記】結局僕はEF135mm F2L USMを購入しました
色々悩んだ結果、結局カールツァイスはあきらめて、Canonの単焦点銘レンズEF135mm F2L USMを中古で購入しました。
オートフォーカスが使えるかが、やはり大きかったです。スナップ撮影でマニュアルフォーカスでじっくり楽しむにはいいんですが、ポートレートではオートフォーカスがやっぱり欲しいですよね。せっかく瞳AFもあるわけですし。
噂通りのすばらしいポートレートレンズで、大変満足しています。EF135mm F2L USMについては、以下の記事で詳細をレビューしています。
EF135mm F2L USM|買ってよかった!コスパ最強のポートレートレンズ
コスパ最強のポートレート単焦点レンズ、EF135mm F2L USMのファーストインプレッション。撮影してみて気づいた、いいところ、注意すべき点を紹介します。
どっち買う?EF135mm F2L USMとEF100mm F2.8L マクロ IS USMを購入前比較
EF135mm F2L USMと、EF100mm F2.8Lマクロ IS USM。どっちの単焦点レンズを買うかで、さんざん迷った記録。
僕が迷っているレンズ
Carl Zeiss カールツァイス Planar T* 50mm F1.4 ZE
僕が使用しているカメラやレンズなど
Canon EOS 6D
僕のメイン機である一眼レフカメラです。ミラーレスの方がAFの精度とかはいいんだろうけれど、写真を撮っている楽しみはレフ機の方が強く感じられます。やっぱり光学ファインダー最高!これからも僕のメイン機。
Canon BG-E13
EOS 6D用の純正バッテリーグリップです。大きく重くなりますが、僕はこのサイズ感がたまらなく好みです。
Canon EOS RP
サブ機として購入したミラーレス一眼。主に望遠ズームレンズを装着して使うつもりでしたが、瞳AFがポートレートで便利すぎて、ポートレート用メイン機となりつつあります。バリアングル液晶なので、物撮りなどにも便利です。軽さは正義!やはり、軽い装備で歩きたい時は、EOS RPを持ち出すことが多くなってきました。
Canon CR-EF-EOSR コントロールリングマウントアダプター
EFレンズを、RFマウントのボディで使うためのマウントアダプターです。EOS RPに常時付けています。コントロールリングなしもありますが、コントロールリングが付いていることで、マニュアル撮影の幅が広がる気がします。僕はここにISO感度の設定を割り当てています。
Canon EG-E1 BK
EOS RP用の純正エクステンショングリップです。これがあるかないかで、持った感じが全然違います。EOS RPの必需品。
Canon EF135mm F2L USM
Canonの中望遠単焦点EFレンズのまさに名作です。ポートレート撮影で使用すると、本当にすばらしい写りをします。自分の腕が上がったと錯覚します。ほどよく解像したLレンズならではのピント面と、とろけるようなボケの融合が、本当にすばらしい!
Canon EF24-70mm F4L IS USM
EOS 6Dで使用している標準ズームレンズです。初めて買ったLレンズ。コントラストが強く色のりがよくて、すごい気に入ってます。
Canon EF70-200mm F4L IS USM
中望遠ズームレンズです。動物園や風景撮りなどで活躍する…予定。望遠なのにとても軽くて細いLレンズです。F4ですが、僕的には許容範囲。望遠でしか撮れない画があるのです、たぶん。
SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
SIGMAのちょっと古めのF1.4単焦点レンズです。現行のArtレンズには及ばないと思いますが、それでもSIGMAのシネマティックな美しい色合いと解像感を楽しめる大事なレンズです。EF135mmF2Lを購入してから、一気に出番が減ってしまいましたが、たまにSIGMAの色味が懐かしくなります。
サンディスク SDカード 64GB SDXC Class10 UHS-I U3 V30 SanDisk Extreme
EOS RP用に購入した64GBのSDXCカード。動画とか撮るなら、少し上のランクをと思い、6Dで使っているUltraから、Extremeに変えました。ちゃんと国内正規保証付いていて、Amazonのこの価格は破格。
PeakDesign ピークデザイン アンカー リンクス AL-4
ついに購入しました。2台のカメラで1つのストラップを使う場合、とても便利です。またストラップがいらない場面や、三脚に据えて撮影する時など、簡単に取り外せるのもとても便利。僕は普段の撮影は2台持ちなので、使用していない方のカメラをストラップで斜めがけし、使う時にアンカーリンクスで付け替えるようにしています。いちいちカメラバッグにしまうより便利で、気に入っています。
HAKUBA ルフトデザイン トレック20 ブラック
カメラを一式持ち出すように購入したカメラリュック。上から下まで貫通させられるため、望遠ズームレンズなどの長いレンズを付けたままでも、上からそのままグサッと収納でき、すぐに取り出して撮影できます。僕が購入したモデルは、すでに在庫がほとんどなくなってしまっているため、最新モデルの「プラスシェル トレック03 バックパックL(SP-TR03BPLBK)」を以下に紹介しています。うっ、悔しい…
HAKUBA プラスシェル リッジ03 ショルダーバッグ M SP-R03SBMBK
1セットだけカメラを持ち出す時用のカメラバッグ。縦グリ付けたまでも、収納できるのが気に入っています。
SLIK 三脚 エイブル 300FX
最近、カメラ好きの知人から譲っていただいたSLIKの三脚。こんなしっかりした三脚初めてです。まだ試す機会がないのですが、早く試してみたい。かなりしっかり、がっしりしています。
in NEUTRAL Re:CLEAN 30L|RC-30L
最近購入したカメラ用防湿庫。インテリアになじむ、おしゃれなデザインがとても気に入っています。価格も安く、ランニングコストもそれほどかからないので、大切なカメラやレンズを湿度から守るために、そしてディスプレイ用としても、とてもおすすめです。