EOS RPをサブ機として購入したのは、失敗だった?
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ただし、メーカーから商品を提供されたり、報酬を得て記事を書くことはありません。実際に使用した商品を公平な立場でレビューしております。詳しくは、「このサイトのこと」をお読みください。
現在メイン機は、一眼レフ機のEOS 6Dを使用しているのですが、今年サブ機としてEOS RPを導入しました。
【EOS RP】購入レビュー|一眼レフ機メインの僕が、EOS RPを選んだ理由
ついに買ってしまいましたEOS RP。優柔不断な僕が、EOS RPの購入に踏み切った理由と、一眼レフ好きな僕的に見た、ミラーレス一眼の良さと残念なところを、数日使ってみた感想を踏まえてご紹介します。
なかなか2台持って撮影にでかける機会がなかったのですが、先日ようやく少し時間の余裕ができて、久しぶりにカメラを持って近くの公園へ行ってきたので、簡単に感想を書きたいと思います。
今回持ち出した、カメラとレンズ
メインの一眼レフ:Canon EOS 6D + EF24-70mm F4L IS USM
まずメインカメラである、一眼レフ機EOS 6Dと、標準ズームレンズ EF24-70mm F4L IS USM、そしてCanon純正の6D用バッテリーグリップBG-E13の、僕的定番セット。今回はほぼこのカメラとレンズをメインに使用して撮影しました。
やはり、撮影している時のフィーリングはレフ機が最高で、撮っていて本当に楽しいです。ファインダーもクリアで文句なしですし。バッテリーグリップのおかげでしっかりグリップできます。撮影メインですので、重さも大して気にならず。やっぱりレフ機、最高です!
サブのミラーレス一眼: Canon EOS RP + EG-E1 + CR-EF-EOSR + EF70-200mm F4L IS USM
そして、サブ機として導入したミラーレス一眼EOS RP。今回は望遠で撮りたい時に、レンズ交換しなくてもすぐ撮れるように、EF70-200mm F4L IS USMの中望遠レンズを付けて持ち歩きました。
望遠レンズのなかでは、小三元のこのレンズはかなり軽い部類に入ると思いますが、それでもレンズフード着けたりしていると、やはりまぁまぁ長くてかさばります。そのためしっかりグリップするバランス的には、Canon純正のEG-E1というエクステンショングリップが必須となりますね。というかこのエクステンショングリップ、常につけっぱなしで、はずしたことないんですが。
EFレンズですので、当然ながらRFマウント用にマウントアダプターが必要です。EOS RPとセット購入した、コントロールリング付き純正マウントアダプター(CR-EF-EOSR)を使用しています。ISO感度の設定をここに割り当てていて、便利!マニュアルモードで撮影する方には、コントロールリング付きがおすすめです。
カメラリュック:HAKUBA ルフトデザイン トレック20
1台の時は、もう少し小さめのカメラバッグを使用しておりました。こちらの記事でご紹介しております。
縦グリ付けたままの一眼カメラを、そのままスポっとしまえて、安全に守ってくれるカメラバッグが欲しい
バッテリーグリップ(縦グリ)を付けたままの一眼カメラや、1DX系のようにすごい高さがあるフラッグシップ機を、そのままスポっと収納して、さっと出し入れしたいという方に、めちゃくちゃおすすめのカメラバッグをご紹介します。
しかし、2台となると、どうしても入りきらないんですよね。それで、HAKUBAの、「ルフトデザイン トレック20( SLD-TR20BK )」というカメラリュックを導入しました。
一番上の蓋を開けると、がばっとカメラをそのまま差し込むように入れることができます。上段と下段を仕切る部分に穴が開けられるようになっていて、マジックテープの仕切りを外して穴を開ければ、超望遠レンズなどの長いレンズを着けたままでも、そのまま上からカメラを収納できるのがこのリュックの最大の特徴です。写真のように、現地に着いて撮影している時は、サブカメラをこの上部分に入れて、すぐに持ち替えられるようにしています。
現地までの行き帰りの道中は、ここにメイン機のEOS 6Dを入れて、下のスペースにEOS RPを収納しています。上下どちらのスペースも、レンズを着けたまま収納できるほど、かなりの収納力があります。EOS 6Dについてもバッテリーグリップを着けたまま、しまえますので、おそらくEOS 1DX系や、今回発売されるEOS R3などの縦型の機種でも、そのまま収納できるのではないかと思います。
ほかにもかなりの収納力があり、交換レンズもストロボも何本も収納できます。ただ、重くなりすぎるため、今回は交換レンズは持たずに行きました。旅行などの遠征時は、ここに単焦点レンズなどをしまうことになるかと思います。今回持って行きませんでしたが、三脚をしっかり固定できるベルトとポケットも、外側に付いています。
大きさ的には、登山リュックレベルの大きさですが、これだけ収納できれば、かなり大満足です。さすがHAKUBA製で、しっかり作られていますし、かなり重くなってしまっても、体に負担にならない工夫がされていて、とても快適に歩きながら撮影ができます。
唯一欠点をあげるとすれば、カメラ機材以外のものを収納するスペースは一切ないということです。例えば、ノートパソコンやタブレットなども入れたいとなると、別にカバンを用意する必要があります。ただ、その点、僕の持っている型ではない、次の新しい型で改善され、ノートパソコンを収納できるスペースが用意されたようです。
メイン機とサブ機を両方持ち歩かれる方で、すぐにさっとカメラを取り出して撮影がしたい、という場合はとてもおすすめです。残念ながら、僕が使っている同じ型は在庫がどこもありませんが、新しい型の「プラスシェル トレック 03 バックパック」が発売されています。上述のとおり、勇唯一の欠点も改善されているようですので、よければお試しください。
一眼レフと、ミラーレスには、けっこう使用感に違いがある
撮っていて楽しいのは、圧倒的に一眼レフ
今回、ほとんとメイン機のEOS 6Dで撮影をしました。久しぶりだったということもあるのですが、楽しくて楽しくて、気づいたらずっとシャッターをきっていて、サブ機と交換しようという気になりませんでした。(あまり望遠で撮りたいと思う被写体がなかった、というただそれだけかもしれませんが…)
でもせっかく持ってきたし、EOS RPでも撮っておくかと思い、途中でEOS RPを取り出しました。そして、電子ビューファインダーをのぞいて衝撃を受けるのです。「なんだこれ…」
それまで、光学ファインダーで見ていて、急に電子ビューファインダーのミラーレスに切り替えて見ると、とんでもなく粗く…というか、見れたものではないのです。
もちろん、これも慣れだと思います。EOS RPだけを使っている時は、それほど気にならないですし、長く撮っているとどんどん気にならなくなります。でも、やはり同時にレフ機と使うと、やはり気になります。僕の場合は、併用は無理かなぁ。この日はすぐEOS RPはしまい、もう一度EOS 6Dで撮り始めてしまいました。やっぱり僕は、圧倒的にレフ機が好きです。
もちろん、これがEOS R5などの上位機種や、ましてやEOS R3などのフラッグシップよりのカメラになってくると、もう少し光学ファインダーに近い感触で、電子ビューファインダーを見れるのかもしれないのですが。このへんを気にされる方は、ぜひ実機でファインダーの感触を確認してからミラーレスに移行されることをおすすめします。
でも結局、撮った写真を家で確認すると、ミラーレスの方がうまく撮れている
そうなんです。これは完全に僕の力不足ゆえ。上手な腕を持っておられるカメラマンの皆様は、一眼レフを上手に使いこなして、すばらしい写真を撮られるのだと思います。
でも僕みたいな素人の場合、悲しいかな、かなり成功率が低い。撮った写真の枚数が違うので、一概には言えないのですが。一眼レフは、圧倒的に「うーん」という写真が多かった。
今回、一眼レフのEOS 6Dでは数十枚、楽しく撮影しました。撮影しながら、カメラの液晶で確認しながら、「いいじゃない、いいじゃない」とニヤニヤしながら撮影を楽しみました。でも家に帰って、いざRAW現像しようと思って確認すると、どれも微妙なんです。うーん、なんというか、別に見れないわけじゃないんですけど、どれもなんかボヤっとしているというか…
これってゆう、バチッときまった感じの写真が撮れていなくて。納得がいったのは、ほんの数枚程度でした。むしろ数枚しか撮らなかった、EOS RPの方が、なかなかな写り。なんだろう、この悲しさ。
もちろんこれは、レフ機のEOS 6Dに着けていたのが、標準域のズームレンズで、ミラーレスのEOS RPに着けていたのが、中望遠のズームレンズだったことも、少し影響しているのかもしれません。望遠になると、圧縮効果でよく見えるってこともありますしね。
今回、偶然だったのかもしれないのですが、でもなんとなくなんですが、レフ機の光のとらえ方を、つかみきれていないのかなと思います。別に、レフ機が悪いとか、EOS 6Dが悪いとかではないですよ。でも、その点最新のミラーレスのEOS RPの方が、うまいことしっかりカバーしてくれているという感じはします。どちらもMモードで撮っているのは同じなので。
失敗写真をさらすのは恥ずかしいのですが、上の写真はまさにそんな感じ。池にリフレクションしていて、光の明暗もあって「きれいじゃん、きれいじゃん」と興奮しながらEOS 6Dで撮りまくったんです。
でも現像しようとすると、なんかイメージと違うんですよね。一応、RAW現像で、コントラストあげたりしてごまかしていますが、明らかにイメージしていたのとは違うんです。もっと明暗を出して、少し暗めの艶のある感じにしたかったのです。水面以外の部分の光が強すぎたのだと思います。写真って難しい…
ちなみにこちらの写真は、比較的自分がイメージしたとおりに撮れた、数少ない中の1枚。でも実はこの場所、前回行った時も同じ構図で撮って、やはりうまく撮れたんです。(おまけに前回の方が、雨で橋が濡れていたので、より艶感があってよかった。)
つまり、僕の技術とかじゃなくて、ただただこの場所が、理想的な光の入り方をしていて、うまく撮れるってだけなんですよね…。つまり完全に僕の腕の問題。悲しい…
結論:EOS RPをサブ機として購入して、失敗ではなかったと思う
ということで、まったく皆様の参考にならない、素人写真マンの感想記事となってしまいましたが、個人的にはEOS RPをサブ機として購入したことは、失敗ではなかったと思っています。
1.最新のスペックのカメラなので、腕の甘さをカバーしてくれる(…気がする)
EOS RPはフルサイズのRFマウント機の中では一番下のランクとなりますが、感度など様々な面で、昔の一眼レフよりもスペックが上がっています。今回はポートレート撮影はしませんでしたが、ポートレートの場合は瞳AFもかなり心強い機能です。「現像しようとしたら、瞳ではなく、微妙に顔の別のパーツにピントがきちゃってた」みたいなミスを減らせると思います。
2.軽くて小さいので、サブ機として持ち歩いても、それほど負担にならない
やはり「軽さは正義です」。重いカメラセットを二台持ち歩くというのはきついです。
でも、ボディー一台で、その都度レンズ交換で、というのは僕みたいな「ビビリの素人写真マン」には、けっこうきついです。なので、どうしても2セット必要なのです。そうなると、軽くて小さいEOS RPはサブ機として最高です。
僕の場合、仕事で写真を撮っているわけではないので、基本的には撮っている時の楽しさを優先したいので、これからも一眼レフ機をメインで使うと思います。でも、「ここだけ望遠レンズを使いたい」とか、「このポートレートだけは失敗したくない」と言った時に、サブ機のEOS RPをさっと取り出して使う、という僕の理想形になったと思います。
3.価格的にも、サブ機としてちょうどよいと思う
ミラーレスになって、Canonのカメラ価格帯はどんどん上がっています。どうしても、メイン機にかなりのお金を投入することになるので、サブ機にそれほどお金をかけられない、という方も多いと思います。
でも、だからといって、重くて古いレフ機を持ち歩くというわけにはいきません。それに、「軽くて安いから、APS-Cセンサーのカメラでもいい」…というわけにもいかないと思います。
そんな時、ボディー単体なら10万円前後で、キャッシュバックキャンペーンを使えば、さらにお得に購入できるEOS RPは、フルサイズのサブ機としてちょうどよい価格帯なのではないでしょうか。
4.サブ機とはいえ、メイン機として活躍することもある
サブ機として購入したとは言え、その軽さや小ささゆえに、ちょっとしたお散歩や、逆にあまり大きなカメラを持ち歩けない場所などで、このEOS RPがメイン機として活躍すると思います。
また、僕みたいにメインとして古い一眼レフ機を使っている場合、瞳AFや動画の自動AF追尾機能が充実しているEOS RPは、けっこうメインとしての使用頻度も高くなります。特にポートレート撮影と動画撮影ですね。
あぁ、もっと遠出して、撮影したい
今回、すごい近場でしたが久々に撮影にでかけて、カメラを堪能できました。2台の違いも少しずつわかってきて、「それぞれの良さを活かして、うまく使えるようになりたい」なにより「カメラの腕をあげたい」と思えました。
感染症の影響がなくなって、もっと遠出して撮影ができるようになる時が、待ち遠しいです。
僕が使用しているカメラやレンズなど
Canon EOS 6D
僕のメイン機である一眼レフカメラです。ミラーレスの方がAFの精度とかはいいんだろうけれど、写真を撮っている楽しみはレフ機の方が強く感じられます。やっぱり光学ファインダー最高!これからも僕のメイン機。
Canon BG-E13
EOS 6D用の純正バッテリーグリップです。大きく重くなりますが、僕はこのサイズ感がたまらなく好みです。
Canon EOS RP
サブ機として購入したミラーレス一眼。主に望遠ズームレンズを装着して使うつもりでしたが、瞳AFがポートレートで便利すぎて、ポートレート用メイン機となりつつあります。バリアングル液晶なので、物撮りなどにも便利です。軽さは正義!やはり、軽い装備で歩きたい時は、EOS RPを持ち出すことが多くなってきました。
Canon CR-EF-EOSR コントロールリングマウントアダプター
EFレンズを、RFマウントのボディで使うためのマウントアダプターです。EOS RPに常時付けています。コントロールリングなしもありますが、コントロールリングが付いていることで、マニュアル撮影の幅が広がる気がします。僕はここにISO感度の設定を割り当てています。
Canon EG-E1 BK
EOS RP用の純正エクステンショングリップです。これがあるかないかで、持った感じが全然違います。EOS RPの必需品。
Canon EF135mm F2L USM
Canonの中望遠単焦点EFレンズのまさに名作です。ポートレート撮影で使用すると、本当にすばらしい写りをします。自分の腕が上がったと錯覚します。ほどよく解像したLレンズならではのピント面と、とろけるようなボケの融合が、本当にすばらしい!
Canon EF24-70mm F4L IS USM
EOS 6Dで使用している標準ズームレンズです。初めて買ったLレンズ。コントラストが強く色のりがよくて、すごい気に入ってます。
Canon EF70-200mm F4L IS USM
中望遠ズームレンズです。動物園や風景撮りなどで活躍する…予定。望遠なのにとても軽くて細いLレンズです。F4ですが、僕的には許容範囲。望遠でしか撮れない画があるのです、たぶん。
SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
SIGMAのちょっと古めのF1.4単焦点レンズです。現行のArtレンズには及ばないと思いますが、それでもSIGMAのシネマティックな美しい色合いと解像感を楽しめる大事なレンズです。EF135mmF2Lを購入してから、一気に出番が減ってしまいましたが、たまにSIGMAの色味が懐かしくなります。
サンディスク SDカード 64GB SDXC Class10 UHS-I U3 V30 SanDisk Extreme
EOS RP用に購入した64GBのSDXCカード。動画とか撮るなら、少し上のランクをと思い、6Dで使っているUltraから、Extremeに変えました。ちゃんと国内正規保証付いていて、Amazonのこの価格は破格。
PeakDesign ピークデザイン アンカー リンクス AL-4
ついに購入しました。2台のカメラで1つのストラップを使う場合、とても便利です。またストラップがいらない場面や、三脚に据えて撮影する時など、簡単に取り外せるのもとても便利。僕は普段の撮影は2台持ちなので、使用していない方のカメラをストラップで斜めがけし、使う時にアンカーリンクスで付け替えるようにしています。いちいちカメラバッグにしまうより便利で、気に入っています。
HAKUBA ルフトデザイン トレック20 ブラック
カメラを一式持ち出すように購入したカメラリュック。上から下まで貫通させられるため、望遠ズームレンズなどの長いレンズを付けたままでも、上からそのままグサッと収納でき、すぐに取り出して撮影できます。僕が購入したモデルは、すでに在庫がほとんどなくなってしまっているため、最新モデルの「プラスシェル トレック03 バックパックL(SP-TR03BPLBK)」を以下に紹介しています。うっ、悔しい…
HAKUBA プラスシェル リッジ03 ショルダーバッグ M SP-R03SBMBK
1セットだけカメラを持ち出す時用のカメラバッグ。縦グリ付けたまでも、収納できるのが気に入っています。
SLIK 三脚 エイブル 300FX
最近、カメラ好きの知人から譲っていただいたSLIKの三脚。こんなしっかりした三脚初めてです。まだ試す機会がないのですが、早く試してみたい。かなりしっかり、がっしりしています。
in NEUTRAL Re:CLEAN 30L|RC-30L
最近購入したカメラ用防湿庫。インテリアになじむ、おしゃれなデザインがとても気に入っています。価格も安く、ランニングコストもそれほどかからないので、大切なカメラやレンズを湿度から守るために、そしてディスプレイ用としても、とてもおすすめです。